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高山赤十字病院紀要の検索結果

もしかして: 高山赤十字病院紀要 

研修報告書 CiNiiでみる

著者名:
黄 俊 

抄録:
高山市の友好都市である中国・麗江市から協力交流研修員として派遣された麗江市人民病院 外科医の黄俊さんによる、高山赤十字病院研修レポート。

出版年月日:
2020-03-01 , 
巻:
, 
号:
43 , 
ページ:
35-37 , 
ISSN:
0387-7027

The supposition of the mechanism of escitalopram makes a dopamine nerve activity rise by inhibiting corticotropinreleasing factor to the non-organic-pain ~A SSRI application is desirable for a non-organic-pain~ CiNiiでみる

著者名:
OHKUBO Tsunemasa  KAITO Muichi  ANDO Toshihiro  KATO Hideaki 

抄録:
Although escitalopram (ESC) is no having dopamine (DA) transporter (DAT) inhibitory-action, having dopamine nerve (A10 nerve) stimulus operation by the ESC used basic experiment is reported. We supposed the mechanism that the DA increases and it supposed the mechanism that makes a non-organic pain disappear with ①5-HT reinforcement of the descending pain modulatory system, ②the opioid receptor activation with the descending pain modulatory system, ③negative emotion block from the amygdala and the hippocampus to the nucleus accumbens, ④5-HT1A receptor stimulation from the activation of the amygdala, ⑤DA-phasic activity activation. As a result ④ and ⑤ two items were an operation with a main restraint mechanism of a nonorganic-pain. ESC is different from other SSRIs, and we know that ESC make a DA increase at the VTA. We supposed amygdala that a functional depression declined by corticotropin-releasing factor (CRF) is improved with ④ and ③. After DA stimulate by A10 nerve, DA is undergone metabolic change to, and the endogenous opioid peptide (βendorphin) is made.

出版年月日:
2020-03-01 , 
巻:
, 
号:
43 , 
ページ:
31-34 , 
ISSN:
0387-7027

頭頸部領域の非器質性疼痛に対するエスシタロプラムの早期効 果発現作用機序の推測 ―第2報― ~非器質性疼痛にはSSRI投薬が望ましい~ CiNiiでみる

著者名:
大久保 恒正  安藤 寿博  大久保 有  垣内 無一  四衢 崇  清島 満  加藤 秀明 

抄録:
われわれは、非器質性疼痛である舌痛症50例にエスシタロプラムによる薬物療法を試み、早期鎮痛効果の発現に対して、①5-HT増強による下降性疼痛抑制系の賦活、②下降性疼痛抑制系を介するopioid 受容体活性化、③扁桃体及び海馬支脚腹側部から側坐核への負情動ブロック、④5-HT1A受容体刺激による扁桃体の過活動抑制、⑤DA-phasic activity活性化の可能性の5機序を考察した。今回、早期に非器質性疼痛が軽快・消失した10症例の追跡結果を検討し、一部の再燃例から鎮痛効果が減弱する作用機序を上記①~⑤を基に考察した。その結果、④5-HT1A受容体刺激による扁桃体の過活動抑制と②下降性疼痛抑制系を介する opioid 受容体活性化の2項目を非器質性疼痛の抑制機序の主な作用と考えた。更に、非器質性疼痛の再燃には、ESCを反復投与したことにより、5-HT1A 自己受容体の脱感作による 5-HT 神経の活性化が起こり①、②、⑤の機序が効果減弱を来した可能性を推察した。

出版年月日:
2020-03-01 , 
巻:
, 
号:
43 , 
ページ:
24-30 , 
ISSN:
0387-7027

内視鏡検査により早期診断したアメーバ腸炎の1例 CiNiiでみる

著者名:
伊藤 公大  白子 順子  高田 淳  宇野 由佳里  手塚 隆一  今井 奨  浮田 雅人  清島 満 

抄録:
症例:49歳、男性。2週間以上経過する下痢、腹痛、炎症反応高値で当院紹介受診、CTで上行結腸から横行結腸にかけて著明な浮腫を認め、O-157による細菌性腸炎を疑った。セフトリアキソンによる点滴加療を実施したが症状に改善なく、大腸内視鏡検査を施行したところ、厚い白苔を伴う潰瘍を認め、腸液生鏡検にてアメーバ腸炎と確定診断した。メトロニダゾールを使用したところ症状は著明に改善した。アメーバ腸炎は無症候性の経過や慢性下痢症の経過を辿ることが多く、本症例では明らかな感染の背景は認めなかったが、抗菌薬への反応性に乏しいことから内視鏡検査を実施したことが早期の診断に繋がった。亜急性の経過を辿る難治性の下痢、腹痛、発熱を認める患者では、アメーバ腸炎を鑑別に加え、早期の内視鏡検査が有用であるといえる。

出版年月日:
2020-03-01 , 
巻:
, 
号:
43 , 
ページ:
20-23 , 
ISSN:
0387-7027

飛騨地域における外傷性肝損傷の検討 CiNiiでみる

著者名:
間瀬 純一  足立 尊仁  桐山 俊弥  洞口 岳  原 あゆみ  井川 愛子  佐野 文  白子 隆志 

抄録:
【要旨】腹部外傷のなかで予後不良な損傷は鈍的外傷による重症型肝損傷つまり日本外傷学会肝損傷分類の複雑型深在性損傷(以下、Ⅲb型肝損傷)である。飛騨地域における3次救急指定病院である当院で過去10年間に経験した外傷性肝損傷は32例、うちⅢb型肝損傷8例における治療経過と結果を比較し今後の治療戦略の課題を検討する。【対象と結果】2008年3月からの当院における10年間に経験した外傷性肝損傷症例のうち日本外傷学会肝損傷分類に明らかに画像上あてはまる32例を対象に受傷機転、外傷分類、治療法、合併損傷などについて比較検討を行った。症例はⅠb型が6例(%)と最も多く、続いてⅢa型が9例(%)、Ⅲb型が8例(%)であった。受傷機転ではⅢb型の7例が自動車での交通外傷であった。合併損傷は12例(%)に肋骨骨折・外傷性血気胸が認められた。肝損傷自体の合併症は胆汁瘻が6例(21.4%)で最も多く認められた。仮性動脈瘤は2例(7.1%)あり、IVR施行例は5例(17.8%)施行されていた。肝損傷に対しての来院直後の手術は2例のうち1例は術後死亡であった。【考察】緊急手術や来院早期、晩期でのIVR施行によって循環動態の安定化を認めた。肝損傷による直接死亡症例を1例認めたが、地域でのIVR体制などチーム医療が今回の結果に寄与していると考える。

出版年月日:
2020-03-01 , 
巻:
, 
号:
43 , 
ページ:
16-19 , 
ISSN:
0387-7027

Percutaneous transhepatic gallbladder(PTGB)ランデブー法によ り肝内胆管拡張を伴わない悪性胆管狭窄に対して経乳頭的ステント留 置が可能となった2例 CiNiiでみる

著者名:
田口 大輔  奥野 充  白子 順子  高田 淳  今井 奨  清水 雅仁 

抄録:
症例1は67歳男性。膵頭部癌十二指腸浸潤に伴う十二指腸粘膜浮腫を認めた。症例2は69歳男性。多発性骨髄腫リンパ節転移・乳頭部腫瘍浸潤を認めた。共に主乳頭の同定が困難で内視鏡的ドレナージが行えず、肝内胆管拡張も無いためPTGBDチューブから十二指腸内に挿入したガイドワイヤーをルートとして胆管へアクセスし(ランデブー法)内瘻化した。主乳頭・肝内胆管からの胆道アクセスが困難な症例においてPTGBランデブー法は有用である。

出版年月日:
2020-03-01 , 
巻:
, 
号:
43 , 
ページ:
9-15 , 
ISSN:
0387-7027

複雑深在性肝外傷後に遅発性仮性動脈瘤をきたした1例 CiNiiでみる

著者名:
桐山 俊弥  小塩 英典  洞口 岳  井川 愛子  佐野 文  足立 尊仁  白子 隆  永田 翔馬  川田 紘資  齊藤 聡子 

抄録:
症例は55歳女性。乗用車運転中の自損事故のため救急搬送された。初診時の造影CT検査で複雑深在性肝損傷(IIIb型)を指摘した。バイタルは安定しており保存的に経過観察入院とした。受傷から6日後のCTで血腫の増大や仮性動脈瘤の指摘はなく、受傷から10日目に退院となった。以後当科外来で経過フォローを行ったが、受傷から43日後のCTで肝A5、A8に仮性動脈瘤が出現したため、血管内治療を行った。鈍的肝外傷後の仮性動脈瘤は遅発性出血の原因となるため、基本的にInterventional radiology (IVR) による治療が必要となる。フォローアップ期間について明確な基準は決まっていないが、受傷から1週間後および4週間後に造影CTでフォローを行うことは妥当であると考えられた。

出版年月日:
2020-03-01 , 
巻:
, 
号:
43 , 
ページ:
3-8 , 
ISSN:
0387-7027

高山赤十字病院经历和思考 CiNiiでみる

著者名:
Zhai Si 

抄録:
高山市の友好都市・中国麗江市から協力交流研修員として派遣された麗江市人民病院 小児科医のZhai Siさんによる、高山赤十字病院研修レポート。

出版年月日:
2019-03-01 , 
巻:
, 
号:
42 , 
ページ:
23-23 , 
ISSN:
0387-7027

健診でのヘリコバクターピロリ抗体検査導入初期成績 CiNiiでみる

著者名:
田中 かおり  白子 順子  笠井 里佳子  中安 規絵  前田 美保子  谷口 美幸  木下 泰子  上野 はな江  住奥 幸世  今井 奨  高田 淳 

抄録:
ヘリコバクターピロリ(以下HP)感染胃炎は胃癌と関連があると言われ、除菌治療が推奨されるなど健診受診者の関心も高くなっている。このため当健診センターでは2017年4月から血清抗H.pylori IgG抗体検査(以下ピロリ抗体検査)をオプション導入した。より多くの受診者に検査を受けてもらえるよう、事前案内と健診当日に様々な啓発を積極的に行った。2017年4月から2018年3月までの全健診者6,833名のうち532名(7.8%)が抗体検査を受け、抗体陽性者は162名(30.5%)であった。抗体陽性者のうち131名が医療機関を受診し、124名の除菌治療につなげることができた。健診受診者の病歴・家族病歴の確認、過去の上部消化管X線・内視鏡検査の結果確認を行い、今回得られた結果を含めて当受診者の特性に応じたHP感染胃炎の情報提供を実施していきたい。

出版年月日:
2019-03-01 , 
巻:
, 
号:
42 , 
ページ:
19-22 , 
ISSN:
0387-7027

高齢者の下顎に発症した神経鞘腫の1例 CiNiiでみる

著者名:
今井 努  大久保 恒正  大久保 有  深本 真央  波多野 貴一  米本 和弘  柴田 敏之  岡本 清尚 

抄録:
神経鞘腫は Schwann 神経鞘細胞に由来するが、顎骨内に発生することは稀である。今回我々は高齢の患者の右下顎に発症した神経鞘腫を経験し手術的加療を行ったので報告する。【症例の概要】患者:87 歳、男性。初診:2016年2月。主訴:右下顎骨骨体部の膨隆。現症:口腔外所見:右頰部から下方にかけびまん性の腫脹。右下唇の知覚鈍麻は若干あり。口腔内所見:上下顎とも無歯顎、右下顎小臼歯部から右下顎臼後結節にかけてびまん性、骨様硬の膨隆あり。X 線所見:右オトガイ孔より後方下顎小臼歯部から右下顎枝の半分に至る境界明瞭、均一な多胞性透過像。CT:右側下顎骨体部から下顎枝にかけ長径 51mm頰舌的に 40mm高さ62mm 大の内部やや不均一な充実性病変あり。舌側の皮質骨は菲薄化圧迫吸収あり。 臨床診断: 右下顎骨良性腫瘍。処置および経過:初診時同病変を穿刺吸引、暗赤色の内容物を 30ml 吸引。その後同部から開窓、生検施行。不全角化を伴う重層扁平上皮の診断。病変の可及的の縮小および下顎骨の再生目的に開窓部から洗浄を継続したが変化ないため 2016年5月に再度生検開窓施行。線維芽細胞の増殖の診断。2017年1月全身麻酔下に腫瘍摘出術を施行。近心はオトガイ孔、遠心は下顎頭からやや下方で下顎骨を含めて腫瘍を切除、プレートで即時再建施行。 術後の経過は良好で術後第7日で退院。【結果】87 歳男性の右下顎骨に発生した巨大な神経鞘腫の症例を経験したので報告する。

出版年月日:
2019-03-01 , 
巻:
, 
号:
42 , 
ページ:
14-18 , 
ISSN:
0387-7027

The shape of the emotion CiNiiでみる

著者名:
OHKUBO Tsunemasa  ANDO Toshihiro  OHKUBO Yu  SEISHIMA Mitsuru  KATO Hideaki 

抄録:
The emotion is an active reaction with being eloquent of the emotions such as the change of the look with the physiological reaction which is strong in the automatic nerves system, the immune system, the endocrine system which occurs with the organolepty which the creature felt.However, the definition of the emotion is ambiguous. It is different roughly every learning field and for it, there is not a strict distinction of the emotion and the feelings. The handling depends on the interval of the research area and the researcher.There seems to be possibility to complicate the discussion of the concerning with anxiety, theamygdala which is the nucleus of the fear and a cerebral limbic system for the ambiguousness of the definition and to make difficult. Therefore, we made a chart with the emotion , feelings and the mood, placing as the differentreaction. In the tunnel of the tube-like of the comparatively gently long lasting mood, the feelings were wavering but supposed that doing of the eloquent of the emotion which is a physiological reaction and an active reaction didn't accompany. On the other hand, it supposed that an emotion was accompanied by the reaction which is physiological which is strong in the automatic nerves system, the immune system, the endocrine system and doing of the eloquent of the emotion physiological strong, deviating from the feeling control by the ventromedial prefrontal cortex. Moreover, it considered about the relation, too, about the amygdala which is the existence like a nucleus of the experience like an emotion and the chronic pain.

出版年月日:
2019-03-01 , 
巻:
, 
号:
42 , 
ページ:
10-13 , 
ISSN:
0387-7027

情動の形 CiNiiでみる

著者名:
大久保 恒正  安藤 寿博  大久保 有  清島 満  加藤 秀明 

抄録:
情動は、生物が感じた感覚刺激の評価によって生じる自律神経系、免疫系、内分泌系の強い生理的な反応を伴い、かつ表情の変化など情動の表出を伴った行動的な反応である。然しながら、情動の定義は曖昧で、学問分野ごとに大きく異なっており、そのため情動と感情との厳密な区別はなく、研究領域や研究者間によってその扱いが異なっている。すなわち定義の曖昧さのため不安や恐怖の中枢である扁桃体や大脳辺縁系との関わりの議論を複雑化し、難解にしている可能性もゆがめない。 そこで、われわれは情動と感情と気分をそれぞれ異なった反応として位置付けし図式化した。比較的緩やかに長く持続する気分の管状のトンネルの中で感情が揺れ動くが、生理的な反応や行動的な反応である情動表出は伴わないものとした。一方、情動は腹内側前頭前野での感情コントロールを逸脱し、自律神経系、免疫系、内分泌系の強い生理的な反応と、情動表出を伴うものとした。 更に、情動的体験の中枢的存在である扁桃体と慢性疼痛に関して、その関連についても考察した。

出版年月日:
2019-03-01 , 
巻:
, 
号:
42 , 
ページ:
7-9 , 
ISSN:

膀胱癌に合併した内分泌細胞癌混在癌と腺癌の同時性多発胃癌の1例 CiNiiでみる

著者名:
足立 尊仁  白子 隆志  佐野 文  井川 愛子  八幡 和憲  加納 寛悠  原 あゆみ  洞口 岳  桐山 俊弥  白子 順子  奥野 充  岡本 清尚 

抄録:
症例は74歳、男性。膀胱癌精査中に、上部消化管内視鏡検査で、胃噴門部大彎に3型腫瘍と前庭部前壁に0-Ⅱa型腫瘍を認めた。CEA、AFP、CA19-9は正常であった。多発胃癌の診断で、脾合併胃全摘術、D2郭清を施行した。病理組織学的検査所見で、3型腫瘍は潰瘍周囲の粘膜には管状腺癌や乳頭状腺癌を認め、垂直方向浸潤部には髄様充実性の低分化腺癌を認めた。固有筋層を中心に、CD56、synaptophysin陽性、chromogranin A陽性の内分泌細胞癌と漿膜下層には低分化腺癌を認め、多彩な像を呈した。前庭部には2病変を認め、いずれも高分化腺癌であった。リンパ節転移はすべて低分化腺癌であった。胃内分泌細胞癌と腺癌の多発胃癌および膀胱癌の重複癌というまれな疾患を経験したので報告した。

出版年月日:
2019-03-01 , 
巻:
, 
号:
42 , 
ページ:
3-6 , 
ISSN:
0387-7027

The training experience of Red Cross hospital of Takayama city CiNiiでみる

著者名:
ZHAO ZhenXin 

抄録:
高山市の友好都市・中国麗江市から協力交流研修員として派遣された麗江市人民病院 脳外科医の趙振新さんによる、高山赤十字病院研修レポート。「高山赤十字病院研修の感想」(日本語訳・中国語訳も掲載)

出版年月日:
2018-03-01 , 
巻:
, 
号:
41 , 
ページ:
42-45 , 
ISSN:

造影超音波内視鏡検査が悪性所見の評価に有用であった膵尾部 intraductal papillary-mucinous carcinoma(IPMC)の1例 CiNiiでみる

著者名:
奥野 充  白子 順子  田口 大輔  高田 淳  今井 奨  足立 尊仁  白子 隆志  岡本 清尚  棚橋 忍 

抄録:
60歳女性。卵巣嚢腫経過観察中、膵尾部に嚢胞性病変を指摘した。造影CT、MRIでは嚢胞性病変と主膵管との交通は描出せず、隔壁の肥厚を認めたが嚢胞内結節は指摘しなかった。造影EUSにて造影効果のある嚢胞内結節を認め、MCNまたはhigh-risk stigmataを伴うIPMNが考えられ膵尾部切除術を施行した。最終的に病理所見よりIPMCと診断した。診断困難な嚢胞性病変の悪性所見の評価に造影EUSが有用であった。

出版年月日:
2018-03-01 , 
巻:
, 
号:
41 , 
ページ:
35-41 , 
ISSN:
0387-7027

画像診断にて診断が困難であった肝硬化性血管腫の一切除例 CiNiiでみる

著者名:
桐山 俊弥  浮田 雅人  田口 大輔  手塚 隆一  高田 淳  今井 奨  白子 順子  棚橋 忍  川尻 真菜  足立 尊仁  八幡 和憲  岡本 清尚  齊藤 聡子 

抄録:
症例は61歳の女性。鉄欠乏性貧血および脂質異常症にて近医受診中であった。61歳時に血液検査にてγ‐GTPの高値を指摘されたため、腹部超音波検査を施行した。その際に肝右葉に低エコー領域があり、造影CTにて肝S7に腫瘤性病変を認めたため当院紹介となった。腹部造影CT検査、Gd-EOB-DTPA造影MRI検査、腹部造影超音波検査等を施行するも、血流が豊富で線維化に富む病変であることが示唆されるのみであり、画像所見からは確定診断が困難であった。悪性の可能性が否定しきれなかったため、肝後区域切除術を施行した。病理所見上は海綿状に増殖する血管群に、血栓形成と器質化、線維化および硝子化(瘢痕化)を伴っており、肝硬化性血管腫と診断した。肝硬化性血管腫の報告は稀であり、画像所見のみでは鑑別が困難であることが多い。確定診断がつかない症例では外科的切除も選択肢となりうると考えられた。

出版年月日:
2018-03-01 , 
巻:
, 
号:
41 , 
ページ:
30-34 , 
ISSN:
0387-7027

尿管結石を起因とした閉塞性尿路感染に対する緊急ドレナージ 施行例の臨床的検討 CiNiiでみる

著者名:
小島 圭太郎  亀山 紘司  上田 秀親  柚原 一哉 

抄録:
2015年1月より2017年10月までに、尿管結石を起因とした閉塞性尿路感染にて当院を受診した53例につき臨床検討を行った。平均年齢71.2歳、男女比41:12であった。主訴は発熱22例、併存症として、高血圧を22例、糖尿病を4例に認めた。ドレナージ法は、腎瘻造設1例、尿管ステント留置52例であった。12例がICUにて初期治療を行った。初期の使用抗菌薬は、MEPM33例。培養結果は、E.coli 28例であった。結石は、左34例、右19例、上部尿管38例、平均長径8.63mmであった。尿路敗血症を、27例に認めた。入院治療中に6例の合併症を認めたが、後遺障害なく軽快し全例感染症治癒し退院している。感染症軽快後の結石治療については、ESWL 7例、TUL 27例であった。

出版年月日:
2018-03-01 , 
巻:
, 
号:
41 , 
ページ:
24-29 , 
ISSN:
0387-7027

Medical Relief Operation for Syrian refugees in northern Greece CiNiiでみる

著者名:
SHIROKO Junko 

抄録:
Due to a mass population movement from Syria and Iraq to Greece and the closure of Balkanroute February 2016, almost 30,000 are stranded in Greece. The Finland and German Red CrossSociety jointly started Basic Health Care Emergency Response Unit for the purpose of providingmedical assistance to immigrants and refugees. The team was consisted of doctors, nurses,midwives, mental care personnel, interpreters and technicians. I participated in this mission as aphysician. We provided medical assistance in Cherso, NeaKavala, and Kordelio camps near theborders in northern Greece. We treated 50~100 patients/day at the general outpatient tents in threerefugee camps each, with interpreters who speak Arabic or Kurdish. The total number of patientswhom the team examined during my stay from May 19 through June 10, 2016 was 4,456. 19% ofthe patients was 5 years of age and younger and about 25% was from 6 to 17 years of age whichappeared to reflect the overall population of the refugees as it was. Respiratory, gastrointestinaland skin diseases were the most common. There were cases of region-specific diseases such asfamilial Mediterranean fever or Leishmaniasis. As people lived in a camp longer, we were forced torespond to chronic diseases such as diabetes or heart diseases. There were relatively many casesof patients whose symptoms were thought to have been caused by mental stress.While the future is still unpredictable for refugees, I hope things may turn for the better to anyextent.

出版年月日:
2018-03-01 , 
巻:
, 
号:
41 , 
ページ:
17-23 , 
ISSN:
0387-7027

急性前壁梗塞の加療後,左室自由壁破裂 (Left ventricular free wall repture:LVFWR)を来たした症例 CiNiiでみる

著者名:
阪 哲彰  堀部 永俊 

抄録:
急性前壁梗塞にて入院加療後、間もなく左室自由壁破裂(Left ventricular free wallrepture:LVFWR)を来たし救命困難となった症例を経験したので報告する。症例は健常な91歳女性。胸痛・肩部への放散痛・嘔気を主訴に当院救急外来を受診した。心電図上I,II,aVL,V2-6にて広範囲なST上昇を認めており、心エコー上前壁部の広範な運動能の低下を認め、急性前壁梗塞の診断にて同日心臓カテーテル検査を施行した。#7に100%の狭窄を認めたためそのまま経皮的冠動脈形成術(Pericutaneous coronary intervention:PCI)を施行した。PCI終了後もバイタルは安定していたが、突然血圧の低下、呼吸停止を来たした。直ちに胸骨圧迫を開始、挿管を行ったが、心エコー上、多量の心嚢水を認め、心嚢穿刺をしたところ血性の心嚢水を認めたため、blow-out型のLVFWRと診断した。LVFWRは心筋梗塞後の急性期経過中に突然発症する病態であり、頻度こそ少ないものの場合によっては瞬時に死の転帰をとる場合がある。

出版年月日:
2018-03-01 , 
巻:
, 
号:
41 , 
ページ:
14-16 , 
ISSN:
0387-7027

The Supposition of the Mechanism of SSRI to the glossodynia as Non-Organic-Pain in the Mouth and Face Area CiNiiでみる

著者名:
OHKUBO Tsunemasa  ANDO Toshihiro  KATO Hideaki 

抄録:
These contents obtain the approval of Japanese Red Cross Takayama Hospital Ethics Committeeand it is considering sufficiently about the ethical models such as the protection of the privacy.There is not a state of the conflict of interests (COI).

出版年月日:
2018-03-01 , 
巻:
, 
号:
41 , 
ページ:
11-13 , 
ISSN:
0387-7027